希少な NFTには著名な画家が描いた絵のように資産性があります。そのため NFT を担保にお金を借りた事例も出てきました。
NFT を担保に資金を貸し付け
2021年7月暗号資産 (仮想通貨)を個人間でも貸し借りできるサービスを提供する Cream Finance は、 350万ドル(3億8,000万円)をPleasrDAOに貸し付けました。 この貸付は NFTを担保にしていることのほか、DAO* (管理者が存在せず、中央集権的な組織に支配されない組織) から DAOへの史上初の貸付ということで注目されました。 この貸付では4つの高価なNFTを担保としています。これらの購入時点での価値は800万ドル(約8億8,000万円)以上になるとのことです。
アートを担保とする貸付は従来からある
主に富裕層が対象になると思いますが、 アートを担保とする貸付は以前からあります。 例えば、米国の著名な銀行である Bank of America は、Art Lending (アートを担保とした貸付) サービスを提供していますし、 日本国内でも複数の会社がアートを担保としたローンを提供しています。 高い資産性が認められている NFT アートであれば、従来のアートのように貸付の担保とされるのも不思議ではないですね。